我こそ乙女!! #9 汗だくな一日
02/04
【このお話の登場人物】
森 恭平(もり きょうへい)
サッカー部副部長。
困っている人は無視できない主義。
ダニエル・マーガレット
イケメン英語科。
そんな彼の本命の相手は・・・
春輝 マサル(はるき まさる)
学校一の美少年。
雄っぱいを独り占めされる事を激しく嫌う。
森 恭平(もり きょうへい)
サッカー部副部長。
困っている人は無視できない主義。
ダニエル・マーガレット
イケメン英語科。
そんな彼の本命の相手は・・・
春輝 マサル(はるき まさる)
学校一の美少年。
雄っぱいを独り占めされる事を激しく嫌う。
ピーッ
「試合終了ー!!」
夕暮れの校舎。一面に鳴り響くホイッスルと共に、長い試合が終わった。
今日もまた、オレが得意とする渾身の空中蹴り技によるシュートで大勝ちに終わった。
話は変わるが、不運にもオレが遭遇した「事件(?)」は、体育倉庫での後片付けから始まった。
「あとはオレやっとくから、先着替えてな。」
「ハーイ!」
最終確認をとるために、後輩達を帰した途端、巨大な影がオレに迫った。
「や、森クン。」
「ゲッ、だ、ダニエル先生!?」
「今日もスゴイ汗だね。」
「はぁ、サッカー続けるにはこれぐらい当然ですよ。先生だって昔そうだったんじゃないですか?」
「うん、まぁね。」
と、こんな風にありふれた会話のあと、暫く沈黙したが、突然先生は小声で何かを言った。
「・・・森クンはさ、男の子と女の子・・・どっちが好き・・・?」
「ブッ、ちょっ・・・何すかいきなり!?」
深刻そうな顔をして、何か悩みがあるのかと思ったらそんな話・・・。
先生があんまり急かすので、仕方なくオレは本心からありのままの答えを出した。これから起こる、恐ろしくも恥ずかしいハプニングとも知らずに・・・。
「・・・まぁ、特に好きってワケじゃないケド・・・もし何か、オレを必要としているんであれば・・・男でも女でも何とか・・・」
・・・くそ、オレとした事がなんちゅう馬鹿な事を。
すると先生は嬉しそうな表情を浮かべて・・・
「・・・ハグ・・・してもいい・・・?」
「えっ・・・」
一瞬の事だった。
先生は、逃げられないように凄い力でオレの体をきつく抱いた。握力はオレなんかより強くて、「雄っぱい」だって、ショックを受けるぐらい絶妙でソフトな感触だし・・・それに・・・息が荒い。苦しいというより、快感と緊張で、どこまで続くか分からない。
・・・だが、何か一つ忘れているような気がする。
グゥッ
この間のトイレで出くわしたドラゴン・・・先生の巨大な「アレ」がオレの股間に当たっていた。先生の「アレ」は、オレの体に触れる事が出来てよほど嬉しいのか、凄まじいほどに固く勃っている。
そんな時オレは、こう考えた。・・・逃げよう・・・と。
「くっ・・・スイマセン!!」
「えっ!?shock!」
オレは、キス顔で迫る先生を全力で振り切り、倉庫をあとにした。
(ぐうぅぅ!!何を考えていたんだオレは!!よりにもよってあのダニエル先生となんか・・・!)
・・・と思っていたら、もう一つの緊張がオレに襲いかかった。
「森恭平・・・」
「!!?」
春輝だ・・・その形相は、この世のものとは思えぬほど恐ろしかった。
「雄っぱい」好きの彼にとって、憧れているダニエル先生を独占される事は許すまじき行為だという。
「さっき、ダニエル先生と何をした・・・今すぐ便所に来てもらおうか。」
あまりの威圧感と恐怖に、オレは無我夢中で更衣室へと逃げ込んだ。
「わーーーーーっ!!」
・・・今日のオレは、部活での練習試合による清々しい汗と、ダニエル先生との密着で生じた汗、そして、あの恐ろしい春輝と出くわした時の冷や汗で、まさしく汗だくな一日を過ごしたのだった。
#9 END
「試合終了ー!!」
夕暮れの校舎。一面に鳴り響くホイッスルと共に、長い試合が終わった。
今日もまた、オレが得意とする渾身の空中蹴り技によるシュートで大勝ちに終わった。
話は変わるが、不運にもオレが遭遇した「事件(?)」は、体育倉庫での後片付けから始まった。
「あとはオレやっとくから、先着替えてな。」
「ハーイ!」
最終確認をとるために、後輩達を帰した途端、巨大な影がオレに迫った。
「や、森クン。」
「ゲッ、だ、ダニエル先生!?」
「今日もスゴイ汗だね。」
「はぁ、サッカー続けるにはこれぐらい当然ですよ。先生だって昔そうだったんじゃないですか?」
「うん、まぁね。」
と、こんな風にありふれた会話のあと、暫く沈黙したが、突然先生は小声で何かを言った。
「・・・森クンはさ、男の子と女の子・・・どっちが好き・・・?」
「ブッ、ちょっ・・・何すかいきなり!?」
深刻そうな顔をして、何か悩みがあるのかと思ったらそんな話・・・。
先生があんまり急かすので、仕方なくオレは本心からありのままの答えを出した。これから起こる、恐ろしくも恥ずかしいハプニングとも知らずに・・・。
「・・・まぁ、特に好きってワケじゃないケド・・・もし何か、オレを必要としているんであれば・・・男でも女でも何とか・・・」
・・・くそ、オレとした事がなんちゅう馬鹿な事を。
すると先生は嬉しそうな表情を浮かべて・・・
「・・・ハグ・・・してもいい・・・?」
「えっ・・・」
一瞬の事だった。
先生は、逃げられないように凄い力でオレの体をきつく抱いた。握力はオレなんかより強くて、「雄っぱい」だって、ショックを受けるぐらい絶妙でソフトな感触だし・・・それに・・・息が荒い。苦しいというより、快感と緊張で、どこまで続くか分からない。
・・・だが、何か一つ忘れているような気がする。
グゥッ
この間のトイレで出くわしたドラゴン・・・先生の巨大な「アレ」がオレの股間に当たっていた。先生の「アレ」は、オレの体に触れる事が出来てよほど嬉しいのか、凄まじいほどに固く勃っている。
そんな時オレは、こう考えた。・・・逃げよう・・・と。
「くっ・・・スイマセン!!」
「えっ!?shock!」
オレは、キス顔で迫る先生を全力で振り切り、倉庫をあとにした。
(ぐうぅぅ!!何を考えていたんだオレは!!よりにもよってあのダニエル先生となんか・・・!)
・・・と思っていたら、もう一つの緊張がオレに襲いかかった。
「森恭平・・・」
「!!?」
春輝だ・・・その形相は、この世のものとは思えぬほど恐ろしかった。
「雄っぱい」好きの彼にとって、憧れているダニエル先生を独占される事は許すまじき行為だという。
「さっき、ダニエル先生と何をした・・・今すぐ便所に来てもらおうか。」
あまりの威圧感と恐怖に、オレは無我夢中で更衣室へと逃げ込んだ。
「わーーーーーっ!!」
・・・今日のオレは、部活での練習試合による清々しい汗と、ダニエル先生との密着で生じた汗、そして、あの恐ろしい春輝と出くわした時の冷や汗で、まさしく汗だくな一日を過ごしたのだった。
#9 END
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