我こそ乙女!! #7 逆鱗
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【このお話の登場人物】
恐山 百合子(きょうやま ゆりこ)
将来の夢は、春輝のお嫁さん。
春輝 マサル(はるき まさる)
将来の夢は、雄っぱいに囲まれて生活する事。
ダニエル・マーガレット
春輝の夢ん中でご登場。
恐山 百合子(きょうやま ゆりこ)
将来の夢は、春輝のお嫁さん。
春輝 マサル(はるき まさる)
将来の夢は、雄っぱいに囲まれて生活する事。
ダニエル・マーガレット
春輝の夢ん中でご登場。
ある昼下がり、僕が机の上でウトウトしていると・・・
『やぁ、春輝クン♡』
『あれ・・・ダニエル先生・・・』
僕の眼前には、いつもより胸を大きく蓄えたダニエル先生がいた。
ギゥ・・・
そんな時、先生は突然、僕の頭部を大きな胸筋に寄せて抱きしめた。先生の「雄っぱい」は、屈強にしてふくよかで、温かみのある、まるで天使のような感触だ・・・
『春輝クン、ボクとケッコンしよ・・・♡』
『・・・はい・・・』
・・・だが、そんな快感も束の間、僕の甘いひと時は現実に戻されるとともに撤収された。
あの女によって・・・
「恐山さん・・・!!」
「ぬっ・・・よく分かったな。」
まさか、今まで僕が触れていた「雄っぱい」が恐山の胸元にある「アレ」の感触だったなんて・・・
そう思い、僕の機嫌はすっかり悪化した。
「それで、今日も「結婚」の話か。」
「そうだ。今日という今日はあたしとの結婚を認めてもらう!何故なら、あんたの周りにある「フェミニンオーラ」が、男嫌いだったあたしを癒してくれたんだからな。文句はないだろ?」
・・・この女は。一体何度そのような宣言をすれば気が済むのだろうか。僕はここで初めて、眼前にいる怪女に反発した。
「ちょっと・・・!そんな理由でボクと結婚しようなんて、強引にも程があるじゃないですか!?僕はただ、自分の趣味を活かして夢にたどり着きたい・・・ただそれだけだ!!それも、ありとあらゆる男たちの雄っぱいを求めて!!」
「んなもん却下だ。」
・・・嗚呼、無情。これが、僕に課せられた運命だというのか。それでは「雄っぱい」の夢は・・・ダニエル先生との甘いひと時も・・・皆、この怪女に打ち砕かれんとなるのか。
・・・嫌だ・・・そんな事は断じて許せぬ。
そうして僕は・・・
「・・・そうですか。それじゃあ・・・」
ドゴオオオオオオ!!!
「今に見ていろ。いつか貴様を血祭りにあげてやる。」
僕は絶望と怒りを込め、教室の格子戸を片手で粉砕してやった。この光景に、奴の顔色は酷く青ざめている。
・・・フン、いいザマだ。
「・・・サーセン、頭冷やしてきます。」
#7 END
『やぁ、春輝クン♡』
『あれ・・・ダニエル先生・・・』
僕の眼前には、いつもより胸を大きく蓄えたダニエル先生がいた。
ギゥ・・・
そんな時、先生は突然、僕の頭部を大きな胸筋に寄せて抱きしめた。先生の「雄っぱい」は、屈強にしてふくよかで、温かみのある、まるで天使のような感触だ・・・
『春輝クン、ボクとケッコンしよ・・・♡』
『・・・はい・・・』
・・・だが、そんな快感も束の間、僕の甘いひと時は現実に戻されるとともに撤収された。
あの女によって・・・
「恐山さん・・・!!」
「ぬっ・・・よく分かったな。」
まさか、今まで僕が触れていた「雄っぱい」が恐山の胸元にある「アレ」の感触だったなんて・・・
そう思い、僕の機嫌はすっかり悪化した。
「それで、今日も「結婚」の話か。」
「そうだ。今日という今日はあたしとの結婚を認めてもらう!何故なら、あんたの周りにある「フェミニンオーラ」が、男嫌いだったあたしを癒してくれたんだからな。文句はないだろ?」
・・・この女は。一体何度そのような宣言をすれば気が済むのだろうか。僕はここで初めて、眼前にいる怪女に反発した。
「ちょっと・・・!そんな理由でボクと結婚しようなんて、強引にも程があるじゃないですか!?僕はただ、自分の趣味を活かして夢にたどり着きたい・・・ただそれだけだ!!それも、ありとあらゆる男たちの雄っぱいを求めて!!」
「んなもん却下だ。」
・・・嗚呼、無情。これが、僕に課せられた運命だというのか。それでは「雄っぱい」の夢は・・・ダニエル先生との甘いひと時も・・・皆、この怪女に打ち砕かれんとなるのか。
・・・嫌だ・・・そんな事は断じて許せぬ。
そうして僕は・・・
「・・・そうですか。それじゃあ・・・」
ドゴオオオオオオ!!!
「今に見ていろ。いつか貴様を血祭りにあげてやる。」
僕は絶望と怒りを込め、教室の格子戸を片手で粉砕してやった。この光景に、奴の顔色は酷く青ざめている。
・・・フン、いいザマだ。
「・・・サーセン、頭冷やしてきます。」
#7 END
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